書評とよべればいいけれど

本の紹介ブログです。解説というよりは感じたことを中心に、その本が読みたくなるような記事をめざします。

【書評】悩める20代には『サラバ!』を読んでほしい

お久しぶりです。

現在ちょっと卒業に必要なあれを書いていまして、

更新が滞ってしまっております。にしのおでんです。

2月ごろからまたどんどん更新していきたいと思っているので、

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて。

 

昨年の夏ごろ、私はひどく暗い気持ちになっていました。悩んでいました。

もう何に悩んでいるのかもわからないまま、とにかく、

「何もやりたくない~~」という状態に陥ってしまいました。

 

そういうときに、私は小説を読みます。一種のリフレッシュ法です。

本を読んで気分転換する、という人は少なくないのではないでしょうか。

 

悩んでいた私は素直に「悩める20代 小説 おすすめ」とかそんな感じで本を検索し、

素直に読む本を決めました。

 

今回の題材は、西加奈子さんの『サラバ!』です。

 

サラバ! 上

サラバ! 上

 

 

サラバ! 下

サラバ! 下

 

 

直木賞を受賞した作品ですね。

読んでみたいけどハードカバー2冊か…

と、分量とお金を考慮して先延ばしにしていましたが、

ええい、背に腹は代えられぬ!

ぱーっと2冊一気に購入しました。

 

これが大正解。

 

悩んでいたことを忘れるくらい没頭して、読みました。

そして衝撃を受けました。

読んだ後の私は、読む前のうだうだな私ではありませんでした。

 

衝撃とは、まさに『何者』を読んだときと同じような衝撃です。

主人公のお姉さんの言葉が、私に向かってきて、突き刺さります。

自分は今までどうしてきて、これからどうしたくて、どうすればいいのか。

読みながら考えているうちに、もやは晴れていきました。

そうして、読んだ後しばらくは本棚には入れず、近くに置いておいて、

何度も何度も言葉を読み返しました。

 

悩める20代の私がそこから抜け出せた作品。

だから、そのまま悩める20代におすすめします。

それがどんな悩みでも、この本がそこから抜け出す一歩になる人は

私だけではないんじゃないかなと思うのです。

 

この作品は、主人公が生まれてから大人になるまでのお話。

こう言ってしまうととても直線的に聞こえてしまいますが、

この作品はとても奥行きがあります。

主人公とその家族の世界を、世界ごとみているような気がしました。

 

あと、私にとってはこれが初めての西加奈子さんの作品でした。

この作品を読んで、他の作品も読んでみたいと思いました。

その話はまたいずれ。

 

悩んでいる人、

まだ西加奈子作品を読んだことのない人、

ぜひ読んでみてください。おすすめです。