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書評とよべればいいけれど

本の紹介ブログです。解説というよりは感じたことを中心に、その本が読みたくなるような記事をめざします。

【書評】子育て中の人に読んでほしい!『子どものことを子どもにきく』

今日は私が小さいころ何度も何度も読み返していた本について書こうと思います。

杉山亮さんの『子どものことを子どもにきく』です。

 

 

子どものことを子どもにきく (新潮OH!文庫)

子どものことを子どもにきく (新潮OH!文庫)

 

 

今となっては、なぜぼろぼろになるまで読んでいたのかわかりません。

そう思って、久しぶりに読んでみましたが、やっぱりわからない。

ただ、明らかに初めて読むところもあったので、読む部分を選んでいたということはわかりました。

察するに、インタビューのところだけ読んで、自分も子どもなのに「ふっ、子どもって面白いな」とか思ってたのかもしれません。ませた子どもですね。

 

でも、今回はお子さんに読ませてみてください、というわけではありません。

いま私は、読んでた頃の自分よりも、そのときの父母の年齢に近くなりました。

子育ては未経験ですが、それでもやっぱりこの「インタビュー」という行為は、子どもの姿を残すのにいいなあと思ったわけです。

 

子どもってなんかおかしいこと言いますよね。

私も「母のお腹の中はどうだった」とか「母の友達のお腹に行くこともできたがやめた」とかいろいろ言っていたそうです。

私としては、母がこの話を楽しそうに聞いてくれるのが嬉しくて、いろいろ作り話をしていたような気もするのですが、この本を読むと、杉山亮さんのお子さん・隆くんもこんなことを言っています。

あきら おなかの中のこと、おぼえてる?

たかし うん、あったかいんだよ。

あきら ほんとう?それで、中でなにやってたの?

たかし うーん。テレビ、見てたの。

 

あながち私も作り話じゃないのかもしれません。

 

さて、杉山亮さんは「子どもインタビューのすすめ」として次のようなことを書いています。

幼い子の記録方法としては、たとえば写真があり、最近ではビデオもある。

客観的な記録としては、ありのままを映しだしてすぐれたものだ。

だがインタビューでは子ども自身が自分の思っていることを自分でことばにするという点が比類なくいい。

 

杉山さんは8年間インタビューを続けています。会話を見ると、隆くんはどんどん大人に近づいています。

ことばのアルバム、といった感じでしょうか。

それを見せてもらったような気がしました。

 

日常会話とも一味違うインタビュー。

今日から始めてみるのはいかがでしょうか。

この本には「インタビューの勘どころ」も書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

 

私も子どもができたらインタビューしてみたいと思います。

「お腹の中の話」は絶対聞かなくちゃ。